1400408
啓成高校3期生とその仲間たち

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キャバレーの閉店  投稿者:手品師 投稿日:2006/09/08(Fri) 12:50 No.977
icon13.gif ススキノのキャバレー「エンペラー」が明日で閉店する。
たしか我々が高校生のときにオープンしたはずだ。
思い出は多い、貸切でダンスのデモンストレーションをしたこともあるし、最近ではサークルでも利用した。
勿論、飲みにもでかけた。
タクシーに乗って運転手に「エンペラーのあたりへ」とよく言ったものだ。
時代の流れか最近は昼間カラオケなどに千円で開放したり、努力がみられたがやはり乗り切れなかったらしい。
なにせ器が大きすぎる。
今の社長(たぶん)、つまり当時の社長の息子と予備校で机をならべた記憶もある。同じ歳だ。そしてホステスとして20年間ナンバーワンを守り続けた伝説のホステス「徳川美智子」さん、彼女もわれわれと同じ歳だ。
我々のひとつの時代が終わろうとしている。




Re: キャバレーの閉店  クチ(中川信一) - 2006/09/08(Fri) 15:10 No.978

bakuturisi.gif >>ホステスとして20年間ナンバーワンを守り続けた
>>伝説のホステス「徳川美智子」さん、彼女もわれわれと同じ歳だ。

→そうだよね!確か上川郡下川町の出身だったよね!
でも彼女は既に昨年あたりに独立して自分でスナック経営してるはずだよ。
ススキノの南興ビルの9階で「サロン徳川」という店。

ちなみに、彼女の名刺は凝っているんだよねぇ♪・・・名刺の裏には♂と♀の色んな形が・・ムフッ♪




Re: キャバレーの閉店  手品師 - 2006/09/10(Sun) 12:58 No.979

icon13.gif 「ムフッ」って、つまり・・その・・なんだ・・早い話が・・
48種類の・・いやその・・48ポジションじゃなかった。
48の型と言おうか、あれを・・
お試しになった・・なるほど・・
名刺の裏見ながら・・
ムフッ!


1969 夏 vol.12  投稿者:三期松 投稿日:2006/09/01(Fri) 13:19 No.953

 「そこでなんだが、やっぱり俺はさっき言ったウイルスという存在を重要視したい」。
高内の口調は今までとは違い、理性的になっていた。いや、本来の思考形態に戻ったと言った方がいいのかな。

 「どっちがウイルスで、どっちがワクチンなのかは分からないけどな。でも何の理由もなく、俺たちがここにいるのはおかしいな。さっき言ってたみたいに、誰かか、何かは分からないけど、何らかの意志が俺たちをこの時代に紛れ込ませたっていうことは、考えられる。で、俺たちとしては何をすべきかだ」。
 ポッコの意見には賛成だったが、俺にはひとつ聞いておきたいことがあった。

 「大事なことだから、ひとつ確認しておきたいんだけどさ。余山、高内、ポッコ、クチ。本当に帰りたいと思ってるんだろうな」。自問するように切り出した。本当を言うと俺自身にもよく分かっていなかった。

 17歳から53歳までの37年間。その間の俺の生き方に確固たる信念はあっただろうか。どこか時代に、イヤ時代という言い方は卑怯だな。とにかく
その場その場をなんとか凌ぎながら生きてきたような気がする。それに比べて、今は、これから先の“未来”を考えればとても優位な状況にあるといっても良いだろう。細かな事柄は覚えていなくても、大きな変化の流れは分かっていいる。先ほど中山がいったバタフライ効果も考えられるが、俺たちが巨大な権力でも持ってしまうならいざ知らず、40年程度で基本的な時代の動きに変化はないはずだ。

 来年の秋、学校をさぼって映画を見ている間に死んでしまったバー様の死に目にも合えるかもしれない。好きだった女の子のこと、受験のこと、俺を裏切ったやつらのこと、失敗したプレゼンのこと、なんだ&かんだ。今なら多分旨くやれる。考えようによっては輝かしい未来の入り口に立っていた。輝かしい未来と言っている割には、せこいことしか思い浮かばない自分がなさけなかった。

 しかし・・・。誰も言葉を発しなかった。みんな考えているんだ。ふいに、生まれたばかりの息子の姿が脳裏に浮かんだ。お父さんと言えず「トゥータン」と呼んだこと。初めて、その言葉を聞いたときの思いが甦ってきた。その傍らには微笑んでいる妻の顔があった。ずるくて、安易で、矮小な俺の人生の中で、そこにだけは、真実があったような気がしてきた。次々に甦る思い出には、安らぎと心地よい充実感に満ちていた。いやになるような諍いやつらいこともあったはずだが、それは浮かんでこなかった。

 沈黙をやぶったのは中山だった。「はずかしい話やけどな、高2の秋のことや。ファーストキスのチャンスがあったんや。あの時、もし彼女とどうかなっとったら、人生はかわっとったかもしれん。これまで、その考えがずっと。いやここにきてからとお違いまっせ。もとの時代にいるときやけど、そのことが頭から離れんかった。いやちぃーとちゃうなぁ。そう思ったのはいやな事があった時や。逃げたいとか、投げ出したいとかな。けど、やっぱし家族やカーちゃん、息子、娘・・。あいつらのためにもおトーちゃん帰らなあかんのや」。

 「クチとこなんか子供二人でしょや。うちは三人だからね。俺が帰ってあげないでどうするのさ。第一、うちのカーちゃん、俺のこと愛してるからな。それにカーちゃんいなけりゃ浮気もできんしょ」。高内め、柄にもなく照れてやがる。

 「俺だってそうだ。浩太郎のヤツもまだまだ心配だからな。女房にも心配させたくないしな」。


 「ハイ決まり。もとの時代に戻る。をこれからの私たちのテーマにしたいと思います。それでさ、僕、発見しちゃったんだけど、この時代に放り込まれた異物は、僕たちや浅田さんだけじゃないみたいだよ」。それまでみんなの話を静かに聞いていた余山は意外なことをいいだしだ。

 「これだよ」余山が差し出した「学校だより」の新任教師欄には、意外な名前が記されていた。

 「英語教師。岳 尚宏???これって。あの岳なのか。27歳、東京生まれ、イリノイ州立スタンフォード大学卒業。特技:英会話、和道流空手2段・・」。




Re: 1969 夏 vol.12  ぽっこ(小森) - 2006/09/01(Fri) 13:48 No.957

icon4.gif いや、おれはどっちでもいいけど




Re: 1969 夏 vol.12  ぽっこ(小森) - 2006/09/01(Fri) 15:34 No.958

icon4.gif 岳 尚宏。
うーむ、遂に出たな、新型ベンツ野郎、時々チョビヒゲ親父。
善玉か、悪玉か、それとも元のキャラの通りのただの助平か。

すべてお前が仕組んだことなのか!?





Re: 1969 夏 vol.12  まっちゃん - 2006/09/01(Fri) 22:11 No.959

momoco11.gif とうとう岳さんまで・・行ってしまいましたか。。
それも新任教師で・・う〜ん。。。
雰囲気あっていると言えなくもない!

どうなるのかな〜〜。。




Re: 1969 夏 vol.12  三期松 - 2006/09/03(Sun) 14:58 No.960

<69/8/25付週間シングルチャート>
 「禁じられた恋」の首位獲得は6週目に入り、ロングセールス化の様相。また森進一は「禁じられた恋」に首位を明け渡した「港町ブルース」に変わる新曲「おんな」を4位にランクインさせてきた。

<当時の出来事:69年8月>
・映画『男はつらいよ』第1作が公開。この後シリーズ化、全48作が製作される
・東京放送で「水戸黄門」が放映開始
・「中津川フォーク・ジャンボリー」(第1回)開催
・米ニューヨーク州のウッドストック近郊でロックフェスティバル開催、動員は3日間で40万とも50万人とも

第86回 1969年(昭和44年)8月25日付 週間シングルチャート
週間順位 タイトル アーティスト名 発売日
1  禁じられた恋    森山良子 1969/3/25
2  恋の奴隷     奥村チヨ  1969/6/1
3   スマイル・フォ−・ミ− ザ・タイガース   1969/7/25
4  おんな      森進一   1969/7/25
5 フランシ−ヌの場合   新谷のり子 1969/6/15
6  長崎は今日も雨だった  内山田洋とクールファイブ 1969/2/1
7 池袋の夜      青江三奈   1969/7/1
8 港町ブルース    森進一        1969/4/15
9 或る日突然   トワ・エ・モワ   1969/5/14
10 輝く星座 ザ・フィフス・ディメンション 1969/5/1
11 今日からあなたと  いしだあゆみ   1969/8/1
12   ジョンとヨ−コのバラ−ド ザ・ビートルズ 1969/7/10
13 嘆き       ザ・タイガース  1969/7/5
14 雲にのりたい   黛ジュン    1969/6/1
15 昭和ブル−ス ザ・ブルーベル・シンガーズ 1969/7/5
16 仁 義       北島三郎    1969/4/1
17 山羊にひかれて カルメン・マキ 1969/7/1
18 白いサンゴ礁  ズーニーブー     1969/4/1
19 オ−・チンチン ハニー・ナイツ 1969/6/25
20 雨   ジリオラ・チンクエッティ 1969/3/20




Re: 1969 夏 vol.12  ひら - 2006/09/03(Sun) 16:56 No.961

122.gif へぇ〜 懐かしい曲ばかりね!
ほとんどの曲のメロディが浮かんできます。よく覚えてるもんだわ!
最近の事は覚えられないのに昔の事はよく覚えてる・・・これって老化?

ところで むっちゃん・・じゃない まっちゃん おひさです。
まっちゃんはBS因子ではないのかしら?
1969年、一緒だった修学旅行のまっちゃんは大人っぽかったような気がするけど・・・今より。
まさかブレインスリップ中だったのかな?
んっ?小説よね。。

今後の展開はいかに。





Re: 1969 夏 vol.12  まっちゃん - 2006/09/06(Wed) 01:43 No.969

icon59.gif >1969年、一緒だった修学旅行のまっちゃんは
>大人っぽかったような気がするけど・・・今より。

チョット、チョット!!
「・・・今より」確かにふけてたね〜(笑)





Re: 1969 夏 vol.12  ・・・・ - 2006/09/07(Thu) 19:46 No.976

本当に懐かしい曲たくさんあるね、
そういえば、たしか「月光仮面」だよなー
懐メロの記事を掲載したの
またメロディー流して欲しいな・・・



1969夏 vol.14  投稿者:三期松 投稿日:2006/09/05(Tue) 20:15 No.968

 幸い、授業開始にはまだ間がある。まっ別に授業が始まったとしても、今の状況より深刻な話題が提供されるとは思わないしね。

 「浅田さん?ちょっといいかな」俺より先に余山が動き出した。さすが、ニッポンの企業戦士、迅速な行動だこと。

 「う〜ん。これから授業が始まっちゃうし。どーしよっかなっ?」まるで90年代の女子高生みたい。21世紀の観点ではちょっと古いけど。こいつ絶対、この時代のヤツじゃないな。

 「授業も大切だけどさ。僕たちと遊ぶのも貴重な青春のプレゼンテーションの一環ってヤツじゃない」。俺は調子を合わせることにした。それにしても今のご挨拶。まったく日本語になってない。

 ふと、気が付くと視線が俺たち3人に集中していた。余山はともかく、この時代の俺の行動パターンとしては、随分と浮いちゃう展開だったみたい。えい、かまうもんかい。これがオヤジの行動力ってもんよ。俺が彼女の手を引く前に、余山が彼女の肩に手をかけ、サッとエスコートに掛かった。上級者だね、こいつ。

 屋上への向かう階段の途中で、浅田がどちらへともなく語りかけてきた。
 
 「初めて?・・・」

 「イヤ、19の時」「俺は20になってから」余山に続いて俺も思わず答えていた。悲しい雄のサガ。

 「違うって。そっちじゃなくってぇ。君たちもリプレイヤーなんでしょってこと」。おかしくて堪らないという様子が妙に可愛らしかった。女房には望めない新鮮さだ。

 「リプレイヤー???」なっ何それ?????

 「あのね小説にあるの。正確には、1986年に発表された作品だからまだこの時代の人は誰も知らないけど」。思い出したケン・グリムウッドの小説だ。確か主人公は一旦死んだはずが、気が付くと大学生の頃に戻っていて、再び人生をやり直すが・・・。その結果は。

 「それよりさ。もってことはさぁ、もってことはぁ、君がそのリプレイヤーってやつか。それともリプレイヤーを知ってるってことなの」余山鋭い。その割に口調は幼いが。




Re: 1969夏 vol.14  ぽっこ(小森) - 2006/09/06(Wed) 10:40 No.970


ぬぬっ!新展開!

リプレイヤー?
人生のリプレイか?
17歳からやり直しってことか?
岳だけは顔の作りからして27歳が精一杯?

> 「初めて?・・・」
浅田奈美は何回もリプレイしてるのか?
ビデオゲームみたいだな。

浅田奈美のリプレイはやっぱりあれか、ヌードになったことを後悔してリセットか?
ん?じゃ、何で、浅田奈美のポスターがこの時代の神崎の部屋に貼ってあるんだ?
(鋭いっ!)
もう脱いだのか?
いやそんなことないよな、普通の女子高生のようだものな。
うーむ・・・

それと何で浅田奈美は神崎、余山がリプレイヤーだって分かるんだ?
(鋭いっ!)
やっぱ、ひねた精神のいやらしさが顔や腰つきに出ているからか?
ううーむ・・・




Re: 1969夏 vol.15  三期松 - 2006/09/06(Wed) 11:00 No.973

 「最初の質問に対する答えはイエス。次の質問にはとりあえずノー」
理知的なお言葉だ。

 「とりあえずってぇことは、可能性のある人物を知ってると解釈して良いのかな?僕たち以外にぃ」。

 「私もまだ、3回目のリプレイだから詳しいことは分からないけど、なんとなくわかるんだ。同じ境遇にある人って。前の時は確かに分かった」。

 「あのさ、ってことは君は元の時代で、もしかして」前提は抜きだ。俺は直接確かめることにした。

 「死んだのかってことなら、その通りだよ。3回ともね」。

 「俺たちは死んでこの時代に来た訳じゃない。少なくとも2日前の時点では、死ぬような苦しみを味わった覚えはない」。

 「リプレイヤーじゃないの?」

 「俺たちはブレインスリップギャングって呼んでる」。

 「あのね、ええっとぉ、自己紹介じゃないけど、僕たちの状況を説明しておくね」。余山は、今までの経過を彼女に説明した。

 「私の知ってる例とは随分違うみたいだな。リプレイって呼んでるけど、正確にはリ・ライフって言った方がいいのかも。若かったころ、そのままの自分に戻る訳じゃないの。姿形は同じで親も一緒なんだけど、ジャンプした時点での環境が以前とは違うの。そこが小説とはちょっとっていうか、まったく違うとこなんだけどね」。

 「時間をそのまま遡る訳じゃないって事かな」。

 「多分、よく似た時間の流れがいくつもあって、その中のひとつに入り込むんだと思う」。

 「入り込む方はいいけどさぁ。入り込まれた方はどうなるの?それとも以前の記憶を持ったままで生まれてくるとか?」。

 「この身体を使っていた人格はどうなるのかは、私もよくわからない。もしかしたら取り込まれちゃうのかもしれない、とは聞いたけど」?

 「聞いたって、誰に?同じリプレイヤーの人?」俺と余山は、同時に同じセリフを口にした。

 「前にリプレイした時会った岳さんって人に」。
 また、岳だ。




Re: 1969夏 vol.14  ぽっこ(小森) - 2006/09/07(Thu) 10:01 No.974


リプレイヤーは偶然または何らかの理由で啓成高校に集中しているのか、
はたまたどこにでもいるのか。
もし、どこにでもいるということであれば、
世界中にうじゃうじゃいるということになる。
全然気づかなかった・・・

俺の高校時代にもいたということか。
一人は判明した。
まっちゃんだ。

教師にもいたのか?
数学の端野先生・・・確かに変人だった・・・
英語の田端先生・・・怪しいといえば怪しいような・・・

> 「前にリプレイした時会った岳さんって人に」。
> また、岳だ。

が、岳然・・・





Re: 1969夏 vol.14  クチ(中川信一) - 2006/09/07(Thu) 17:48 No.975

bakuturisi.gif 俺は皆から抜け駆けして『初キッス未遂・オシッコに負けた』事件を覆しに行ってきたいぃぃ!〜♪


1969夏VOL.13  投稿者:三期松 投稿日:2006/09/04(Mon) 17:44 No.964

 年齢やプロフィールにこそ、?はあるが、名前は、俺たちの知っている岳と一字一句違っていなかった。

 「BSって概念を根本から考え直す必要があるかもしれないな。それとも」。

 「この岳が、なにか知っているかもしれないってか」。ポッコが俺の言葉を引き取るように、「学校だより」を指さした。

 「聞いてみりゃいいよ。状況自体が異常なんだからさ。少しくらい、僕たちが動き回ったって、歴史に影響与えるなんて心配ないんじゃないの」。

 シンプルな発想だが、それ以外に手はなさそうだ。少なくとも俺たち以外のカードはこれで2枚になった。とにかく明日だ。動いてみればなんらかの事は分かるだろう。俺たちは、ポッコ差し入れ?のジャックダニエルズに手を伸ばした。楽天的に聞こえるかもしれないが、そこは中年男、くぐってきた修羅場の数だけ、楽天的な性格にも磨きが掛かってるというもんだ。

 目が覚めると、いつもの部屋で隣には妻の寝顔があった。

 とでもなれば、話は簡単なのだが、目の前にはだらしのない寝相の少年たちがまだいた。やっぱりね、そうお気楽にいかないとは思ったんだ。

 「お目覚めでっか。せやけどあれやね。最近、自分でもわかるんやけど、加齢臭ちゅうんでっか。あれが気になっとったんやけど、ものの見事にありまへんな。中年男がこの狭い部屋に5人もおるちゅうのに」。

 「俺もよく臭いって言われるよ。それだけは有り難いけどね」。状況には似つかわしくないのんびりとした話をしている間に他の連中も起きてきた。

 浅田奈美へのファーストコンタクトは俺と余山。岳には、高内・ポッコの10組コンビ。中山は、俺たちの記憶にある1969年とこの時代になにか違いがないかの調査。昨日、決めた役割分担に従って、行動することになった。それぞれの結果報告や連絡事項は休み時間の合間に、屋上で行う予定だ。それにしても携帯電話やメールがないというのは不便なものだ。

 2年7組の教室には、高内の言葉通り、当然のような顔をして浅田奈美が座っていた。なんだか変な気分だ。俺たちはこの娘のヌードを知っている。

 「こうしてみると取り立てて美人ってわけでもないんだね」。服装のせいもあるかもしれないが、彼女は十分クラスの中になじんでいた。
               
 「あら余山くん!奈美のこと気になるの?」隣にいた女の子が転校生である余山の言葉にするどく反応した。

 「タイプって訳じゃないんだけど、なんか気になるかなぁなんて思ってたりして」。

 女の子は不思議そうな顔した。「東京でそんな言い方流行ってるの」。

 俺は余山が恋愛カウンセリングの餌食になる前に、話を進めることにした。「彼女ってさ。1年の時、何組だったんだっけ」。

 「何言ってんの。神崎くんと同じ8組でしょや。あんた、変になったんでないの。それに余山くんの真似したみたいな。東京弁なんか使って。どうしたのさ」。

 「いやぁ、昨日夜更かししてさ。ラジオばっかり聞いてたら、すっかり東京の言葉がうつったさ。して、中学はどこだっけ」。俺はあわててごまかした。

 「どこだったか知らないけど。確か飯川さんと一緒さ。ねぇ奈美ぃ!。あんた飯川さんと同じ中学だったでないかい!」。

 振り向いた浅田の視線は、ぴったりと俺と余山に合わせられていた。旧姓 飯川茉子。現姓 代々木のまっちゃんは、俺と同じ中学の出身だ。

 俺は確信した。今の俺たちを意識した視線といい、彼女。浅田奈美は俺たちの知らない何かを知っている・・。




Re: 1969夏VOL.13  クチ(中川信一) - 2006/09/04(Mon) 21:34 No.965

bakuturisi.gif ん・・・?
それにしても・・・リンゴちゃんの浅田奈美って・・??
我々の学校に居たの??

そもそも我々と同じ世代なのぉ〜〜?

確か我々と2〜3歳下の世代だったのではぁ〜・・・?????

何か変・・・うーーん???




Re: 1969夏VOL.13  三期松 - 2006/09/05(Tue) 08:39 No.966

「だからな、時代考証がさ、ちょっと狂ってるんだな」。高内はできの悪い生徒を導く教師のような口調で言った。
      ↑
上記で通じるのではと思ったのだが、
クチの指摘通りちょっと説明不足かもしれない。

というわけで、下の文章に、( )内を付加してみました。
これでいかがかな。

 「では、彼女は我々の知っている彼女か。これが第一の疑問だ。そもそも何時頃なんだ。俺たちがこのポスターを見かけるようになったのは?」

 「思い出した。平凡パンチや!わてが大学の2回生の頃やから、確か1973年あたりのデビューやなかったんかいな。(浅田奈美は、東京出身でわてらより2〜3個下のはずでっせ〜)」。
 「なんで知ってんの?」
 「ファンやったから」
 「あっなるほどね」
 「俺も思い出したよ。これを手に入れたのは高校時代じゃない、もっとずっと後だ」。
 中山の発言で納得がいった。俺がこのポスターを手に入れたのは札幌の中心部南1条西2丁目にあった丸井パチンコセンターの景品交換所だったはずだ。

 (つまり彼女のデビューはずっと後、さらに俺たちと同学年ということもあり得ない。では、なぜこのポスターがここにあり、ヌードになる前の彼女が同じ学校にいるのか?空間的にも東京出身の彼女と札幌は交差しない。)



 「だからな、時代考証がさ、ちょっと狂ってるんだな」。高内はできの悪い生徒を導く教師のような口調で言った。
「つまり、あれなのかなぁ。時代劇なんかで、元禄3年にはさぁ、なかったはずの浮世絵が出てきたり、時代考証が微妙に違うテレビドラマみたいなものなの?」
「映画やドラマは誰かが作るもんでしょや。だったら小さな間違いだって起こるっしょ」




Re: 1969夏VOL.13  ぽっこ(小森) - 2006/09/05(Tue) 19:36 No.967

icon12.gif うーむ、謎は深まるばかり…

浅田奈美はまっちゃん(注:ダウンタウンのまっちゃんとは
 アクセントも性別も逆)と同じ中学。
そしてまっちゃんは神崎と同じ中学。
ということは、ははあー、浅田奈美と神崎は同じ中学だな。ふっ。

ということはまっちゃんはただの脇役?
いや待てよ、気になるのはひらさんのセリフ…

> 1969年、一緒だった修学旅行のまっちゃんは
> 大人っぽかったような気がするけど・・・今より。
> まさかブレインスリップ中だったのかな?

なるほど「顔写真アルバム」(1組)の「使用前」の顔を見ると
大人の気品と色気が漂っている…
そして…何かを…知っている目だ…

お、お前なのかーっ?!


1969 夏 vol.10  投稿者:三期松 投稿日:2006/08/30(Wed) 20:02 No.943

 ひとしきり馬鹿話で盛り上がった後には、空しく長い時間が部屋の中に漂っていた。

 「浩太郎のやつどうしてるかな」ポッコの口からつぶやきのような声がこぼれだした。
 
 「息子か。あのポッコ自慢の」
 
 「ああ、まぁ自慢っていうほど立派なものでもないけどな。でもやっぱり自慢かな」
 
 「俺もだ。女房の顔は浮かばないのに、息子や娘、子供たちの顔がちらついて仕方がない」高内が遠くを見るような目つきで言った。


 いくら、突然の異変に巻き込まれて気分がハイになってるとしても気にならない方がウソだろう。ハイな気分で盛り上がった後だけに落ち込みも厳しいってもんさ。

 「外に出てみないか」俺は誰に言うともなく声をかけた。
 
 「せやな。それもええかもしれん。酔い覚ましにもなるよって」

 つるべ落としとは行かないまでも、先ほどまで夕焼けに染まっていた
空は、すでに濃く蒼い闇が支配の手を広げ出していた。

 「静かだな。音が、音楽も無ければ騒音もない。こんなだったんだ。つい35年前って」。ポッコの言いたいことがなんとなくわかった。

 「そうさ。ちゃんと闇だってあるしな。それが証拠に見なよ」。高内の動きにつられて見上げた空には、満天の星が煌めいていた。

 「アポロの月面着陸って1969年じゃなかったっけ」

 「そうだよな。アポロだよ。私にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩だ・・・。だったっけ。物理と数学の成績さえ良かったら、科学者になりたかったと思ったもんな。あの映像見たときは」。

 「高内も?」

 「も、ってポッコもそうだったってか」

 「あんたらだけやおまへんでぇ、わてかて、余山や神崎もそうやろ。みんなみんな、夢の中に生きとったんやないか」。

 「悪くないなこの時代も」

 「なんかさぁ。みんな高校生みたいな感じになってない。なんか、でも悪くないよね。こんな感じが味わえるンなら。ブレインスリップってのもさぁ」

 「ブレインスリップ?」聞き慣れない言葉に俺は思わず口に出した。

 「身体は高校生で、頭だけ53歳でしょ。だからピッタリかなぁと思って」。

 「いいじゃんそれ」「ほんまや」「ピッタシかもしんないな」

 「けど。余山。さっき高校生みたいって言ったけど。俺たち今ぴったんこ高校生なんだぞ」。

 「言えてる」「だね」「せや」「あっそか」

 絶妙のタイミングで飛び出したポッコのセリフに応えて、はじけるような笑いがみんなの間に広がっていった。




Re: 1969 夏 vol.10  ぽっこ(小森) (どうやらPokkoらしい) - 2006/08/31(Thu) 16:48 No.947

mkao025.gif ブレインスリップ?!
もしかしたらこの「小説」の題名か?

ともあれ、この時代に長居はできないぞ。
青春時代でボケが始まってしまうぞ。
高内、何とかしろ!




Re: 1969 夏 vol.10  クチ(中川信一) - 2006/08/31(Thu) 17:09 No.948

bakuturisi.gif 中山としては・・・この時代に出来なかった・・・あんな事やこんな事や・・・してみたぃぃ!

・・・でも、そないすると今の時代に影響が・・あるん???

なんかバタフライ・・・なんとかっていう映画みたい?

バタフライっても下着やないでぇ〜。




Re: 1969 夏 vol.10  ぽっこ(小森) - 2006/08/31(Thu) 18:04 No.949

summe4.gif おい、神崎、高内、余山、中山!
この年の菊花賞や有馬記念の優勝馬、記憶してるか?!




Re: 1969 夏 vol.11  三期松 - 2006/08/31(Thu) 19:13 No.950

 一旦、心の中の霧が晴れると動きは速かった。作戦基地(俺の家ね)に戻ったBSG(ブレインスリップギャングの略ね)ご一行4名様は、改めて今日もらったばかりの2学期学籍簿に目を通した。

 「いるね、ワンサカ。ハタケダマユコ(転入)、っと6組だ。柳岡と一緒のクラスか」。昨日の夜、みんなと一緒に騒いでいたヤツのひょうひょうとした表情を頭の中に浮かんだ。

 「ハタケダさんかぁ。あのとっちらかしたような性格だからさぁ。彼女、もしBSに巻き込まれてたとしたら、絶対、僕たちにコンタクト取ってるはずだよね」。余山の第一人称はいつの間にか“俺”から“僕”に変化していた。

 「それだったら、BS因子としては除外しといていいんでないかなぁ」。

 「やっぱり、浅田奈美しかないな、キーは。まず彼女とのコンタクトだ。何か知ってる可能性は大きいぞ。とにかく明日から行動に移そうや」。
 
 「それが最重要課題でっしゃろな。けど、わてとしては、この時代の純情な中山くんが出来なかった・・・あんな事やこんな事や・・・してみたぃぃ!・・・でも、そないするともとの時代に影響が・・あるん???なんかバタフライ・・・なんとかっていう映画みたいやなぁ。バタフライっても下着やないでぇ〜」。どんな状況でも笑いを取ろうという中山の精神には、ある意味感動を禁じ得ない。ネイティブでもない養殖物の関西人にしては天晴れな存在だ。

 「SFじゃ、そんな定義もあるけどなぁ。一番、極端なのが、過去に行って、自分の親を殺したら、自分の存在が無になるっていうのがあるな」。ポッコが普段の言動からは信じられない分別くさい表情で語りだした。

 「でもな、それは時間の流れに単線の道路みたいな連続性が有る場合な。他に多重宇宙ってのがある。パラレルワールドだ。単純に言うとだな、一方通行の道路があると思ってくれ」。

「はい、思いましたでぇ」

 「そこで50キロ地点にいたはずが気づいたら17キロ地点に戻っていました。それはとても困ることなのでクチくんは、かつての首相のような強引さで勝手にバイパスを作ってしまいました。すると、今後の行き先はどうなるでしょう?」。

 「当然、元の道路とは違ってきますわなぁ」

 「だからな、そんな状況の中で、もし元の時間帯に戻れたとしても、それは決して、元の、クチの記憶にある現実じゃないってことなんだな」。

 「ということはや、早く言えば、遅く言っても同じやけど、もとの時代のカーちゃんに会えないっちゅうこっちゃおまへんか。こりゃえらいこっちゃ。カーちゃん堪忍なぁ〜。せやけど、考えようによっては違う期待も生まれてくるような気も無いではないけどなぁ」。

 「考えなくて良いと思うよ。そんなこと。そもそもこんなこと事態が異常なんだからさ」。俺は、先ほど夜空を見ながら考えていたことを思い出すように切り出した。

 「どういうことでっか。こりゃまた」。

 「ある集合を元とする集合は、元となる集合から想起できない。ラッセルの階梯理論だっけ?俺、文系だから旨く説明できないけど、例えばさ、ここに意識を持つ点がいたとしようか。彼、若しくは彼女は線という存在を思い浮かべることができるか?ってことさ」。

 「点には線という概念自体が理解できない。したら、一次元は二次元が理解不能。同様に二次元は三次元を。故に、俺たちが四次元を理解することは不可能だっちゅうことになるんでないかい?」。

オッ高内、さすが、反応が俊敏だぞ。

 「そう、まぁ四次元と決めつけるのもなんだが、そもそも四次元のキーが時間であると言うこと自体が疑問じゃないのか?」

 「おっ言えてるな。確かに俺たちの置かれている状況は、一見タイムスリップのように見えるが、そうじゃない」。ポッコよ。俺もそこが気になってたんだよ。うん、だてに某IT企業の偉いさんやってるわけじゃないな。




Re: 1969 夏 vol.10  クチ(中川信一) - 2006/09/01(Fri) 08:57 No.951

bakuturisi.gif ふむふむ・・
小説の筋にロジカルさも兼ね備えて本格的になってきましたなぁ〜。。




Re: 1969 夏 vol.10  三期松 - 2006/09/01(Fri) 09:11 No.952

そう、そのロジックなんだが、はっきり言って自信はない。

昨日はあったが?んっ?あれは地震か?

ま、とにかく文系、しかも劣等生という点では紛れもない
俺のロジックだから、本格派には期待するな。

知ってると思うけど、俺は、ただの嘘つきだからね。




Re: 1969 夏 vol.10  ぽっこ(小森) - 2006/09/01(Fri) 13:35 No.955

息子の浩太郎はともかく、元の時代の俺は今頃何をしてるんだろう…
「観たら次は中山に渡して」とララから借りた「バタフライ・エフェクト」、
観終わったけど、もう中山に渡したのかなあ。

ん?元の時代の俺?
え?じゃ53歳の俺の意識は今?2つ存在するのか?
え?じゃララやまっちゃん(語尾上げないで語頭上げる)は
  ちゃんと?16歳と53歳(54歳?)なのか?
え?じゃ16歳の俺はどこ行ったんだ?

ん?そもそも元の時代なんて並存してないのか?
この時代は元の時代へとつながっていくのか?
俺たち5人だけ30何年間を二回過ごすということなのか?
30何年後の青山から中目黒へハシゴした例の飲み会で
 「やっとたどり着いたな」って安堵しあうのか?
え?「もしかしたらまた明日から高校生かあ?!」っておびえるのか?
無限地獄じゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ............



1969 夏 vol.9  投稿者:三期松 投稿日:2006/08/30(Wed) 08:38 No.935

 夏の夕暮れに木霊する中山の絶叫を無視するように高内が続けた「でだ、こうなるにはこうなるなりの原因があるはずでしょ。時間に、もし意志というモノがあれば、修正しようという力が働いても不思議はないわけさ」。
「バグか。だとしたら確かに取り除く必要があるわけだな。だがもしバグぢゃなくて」
「そうさポッコの言うとおりさ。だとしたら事態はもっと複雑になるっしょ」。
「高内もポッコも何言うてまんのや。これやから理数系は困りまんのや。わてら文系にも分かるように説明したってや」。
「クチわからない振りをするのはよせ。お前だって気づいてるんだろ。認めたくないだけで」。
「いややでぇ、食品業界の人間にとってウイルスたらなんたらは禁物なんや」。
「でもさ、バイオテクノロジーったらそっちの分野だろ」
「いんや、生物も化学も苦手だす。わてはわては天野屋理兵衛は男でござる〜。浪速の商人だす〜」さすが関西生活10数年、見栄の切り方も堂に入ったもんだ。

「あの〜、クチさぁ、せっかく決まったところで悪いんだけどぉ。そのギャグ分かる人って、非常に限られると思うんですね、僕〜。どっちにしても、俺たちか、浅田嬢か、岳か、もしかしたまだ未確認のワンサカ。そんなところがポイントになるんでしょ」。

「今日が木曜日だろ。今週はあと2日ある。俺と余山は、浅田嬢に接触するからさ。君たちは全員でその他もろもろを担当ってことでどう」。
「何ぃ!」「どういうこったい!」「そうはイカの金玉やおまへんか」俺の提案は、余山を除く3人にあっさりと却下された。まっ逆の立場なら俺も当然反対にまわるけどさ。

とにかく、今できることは、浅田いや奈美に接触することだ。俺はポスターに笑いかけた。(我ながら気味が悪り〜)俺たち以外の確実な異分子。彼女次第では元の時代に戻れる可能性もなくはない。

「神崎。こら、お前だよ。股間のリンゴ見つめながら何にやついてんだよ」。
「ひょっとしてお前、女房、子供のこと忘れて、まさかっ!」
「神崎はん、抜け駆けはあきまへんで、抜け駆けは。あんたんとこは、まだ子供が高校生でっしゃろが。その点、わてんとこは・・・」さっき可愛いカーちゃんがとかなんとか、ほざいていた男のセリフとも思えなかった。
だが、待てよ?本当に危険なのは、中山でも高内でもない。危惧すべきはテクニシャンぽっことおねだりジョーズの余山だな。まったく、こんな状況で何を考えてるんだ俺は。

 若々しい男性ホルモンの影響だろうか。俺たちの精神にも元の時代のそれとは異なる変化が起こっているようだ。こんな話を、同期の連中(元の時代の)に話したらどう思うだろう。特にあのダンスの先生西澤などは狂喜乱舞の体でランバダのひとつも披露しかねない。鶴亀鶴亀。




Re: 1969 夏 vol.9  クチ(中川信一) - 2006/08/30(Wed) 08:51 No.936

bakuturisi.gif それにしても、この小説ええ出来でっせぇ!




Re: 1969 夏 vol.9  三期松 - 2006/08/30(Wed) 09:01 No.937

オッ!小説(?)から小説にランクアップしましたか。

ありがたいですなぁ。

とりあえず続けてみるからね。




Re: 1969 夏 vol.9  ぼっこ(小林) - 2006/08/30(Wed) 12:30 No.938

icon6.gif 神崎!そのポスターおれによこせ!
今晩、それを使って…、ちゃうちゃう!
明日、それを使って学校の裏の原始林に浅田奈美を連れ出して…、お話してみるから。
おれに任せろっ!




Re: 1969 夏 vol.9  神崎 - 2006/08/30(Wed) 13:18 No.939

“ポッコ”やっぱり!お前だな。
俺と奈美の間を裂こうとしてるのは。

だめだ!明日、瑞穂池の前で放課後
会う予定なんだから。

及○や北×には言うなよ!!




Re: 1969 夏 vol.9  神崎 - 2006/08/30(Wed) 13:34 No.940

“ポッコ”よ。冷たくして悪かった。

代わりにこれ使ってくれ。





Re: 1969 夏 vol.9  ぼっこ(小林) - 2006/08/30(Wed) 16:49 No.941

icon4.gif 由美かおるがいい…




Re: 1969 夏 vol.9  ひら - 2006/08/30(Wed) 16:58 No.942

122.gif あらぬ方向にすすんでませんか・・・?


1969 夏 vol.7  投稿者:三期松 投稿日:2006/08/29(Tue) 09:17 No.930


 俺たちは歓び?のあまり狂喜乱舞の状態にある10組コンビを落ち着かせ、対策を練ることにした。
 「とにかくじっくり話あおうや、邪魔の入らない場所と時間が必要だよね。誰かの家に集まって相談するってのは、どうお?」
 「そんなところが正解やろうね。で、誰んところにするん?」
 「高のところは手稲の山の上だし、余山は引っ越してきたばかりだし、いっそ俺んところはどう?市内からは遠い僻地だけどさ」
 「うん、神崎ん家なら行ったことあるし、いいんじゃない。まわりはタマネギばっかりだけど」。あっさりと余山が結論を下した。

 今日は長丁場になる。授業が終わり札幌市内へと戻った俺たちはそれぞれの家族に連絡を取り、俺の家へと向かった。
 バスの停留所からの道筋で、どこかから、おなじみの曲が流れてきた。
 「ゾンビーズの二人のシーズンってこの時代やったんやなぁ」
「日産のCMで今でも使われている名曲でしょや。ほれ、あの木場でもいれば音楽事情ももっとわかるだけどね」
 「ゼーガーとエバンスのインジ・イヤー・トゥエンティファイ、トゥエンティファイちゅうやつも確かあったねぇ」高内と中山の話に出てくる木場はやはり同期のひとりで、元の時代では、渋谷にあるインディーズレーベルの社長をしている男だ。
 この時代の木場に「お前の未来は・・」と教えてやりたい気もするが、余計なお節介というやつだろう。
 未来なんか知らなくとも、人は自分の路を切り開いていくものさ。

 西日にさらされた俺の部屋には8月末の北海道には、似つかわしくないほどの熱気がこもっていた。
 「取りあえず乾杯だな」。ポッコが学生鞄の中から魔法のようにジャックダニエルを取りだした。
 「あんさんどこでそれ調達しはったん??」
 「さっきさぁ、あそこの店でお前等が食い物買ってただろ。その時、こいつがさぁなんだか俺に色目をつかってたんだよな、連れてってって」
 「なに、はんかくさいことを、だからお前は昔から子供っぽいって・・・」高内の言葉が急に止まった。

 「んっ、どうした高内」
 「これさ、この写真の女」高内の視線の先には、リンゴで前を隠した例のポスターが俺たちに微笑みかけていた。

 「んっ?なんや、懐かしいやないの。浅田奈美でっせぇ、わてらの青春のシンボル。元祖巨乳やおまへんか」
 「おまへんかって、あんたは月亭歌調か、お世話になった口なのか、それはそれはクチがどうもお世話になりまして」。ポッコが混ぜっ返した。
 「中山だけじゃない。俺だってお世話にはなったさ。でも、そんなことじゃないんだって」話しながらも高内の目は釘付けになったようにポスターから離れなかった。

 「いたんだよ。この女が7組に」。
 「えっ?」「何それ?」「ほんまかいな〜?」「あらっ?」4人が同時に声をあげた。ちなみに順番に神崎、余山、中山、ポッコである。

 ありえない話だ。7組は俺と余山のクラス。
 「余山知ってる!」
 余山は呆然としたように首を左右に振った。
 「間違い・・じゃないのか」
 「間違いっこない。見たときから何か気になってたんだ。どっかで会った娘だって。こいつを見て確信したよ。彼女は浅田奈美だ」。

 岳がいない、その代わりに浅田奈美がいる世界。この世界は俺たちが経験した過去なんかじゃない。




Re: 1969 夏 vol.7  三期松 - 2006/08/29(Tue) 09:23 No.931

補足資料
男性諸子にはご記憶の向きも多いと思われる麻田奈美さんですが、本編では浅田奈美と表記させていただきます。尚、彼女は現在52歳で、現実には我々の二期下のはずです。

麻田奈美
’72 年の秋口、ある一人の18歳の少女が母親と共に写真家・青柳陽一のもとを訪ねた。娘の美しい青春のヒトコマを残したいという母の気持ちによるもので、この日を機に、足かけ6年に渡る麻田奈美と青柳氏によるフォトセッションが始まった。

’73年の『平凡パンチ』1月29日号に彼女のグラビアが掲載されるや人気が沸騰。麻田奈美のヌードが掲載されるとその号は100万部を超えるとされ、『平凡パンチ』は、次々に紙面に彼女を登場させた。

また、有名な「りんごヌード」は、ポスターとして売り出されて飛ぶように売れた、’73年10月には、ホンダのテレビCMやポスターにも起用され、11月には日本コロンビアより『おそい夏』で歌手デビュー。まぎれもないアイドルとなった。

’78年6月に、’72年からの作品をまとめた平凡パンチ臨時増刊号の写真集『麻田奈美 青春の記録』が発売され、1週間で30万部を完売したという。ちなみに現在、この写真集は古書店やインターネットで5〜15万円で取り引きされている。





Re: 1969 夏 vol.7  クチ(中川信一) - 2006/08/29(Tue) 10:53 No.932

bakuturisi.gif 麻田奈美のリンゴちゃん!!!

イヤ〜〜懐かしい♪
はい!正直・・わては、このポスターにお世話になりました♪

写真集・・・5〜15万円って・・そないするん!




Re: 1969 夏 vol.7  三期松 - 2006/08/29(Tue) 12:04 No.933

上記の麻田奈美嬢写真はクリックすると拡大表示でご覧いただけます。

尚、お世話になった経験のある男性諸氏はクチさん同様、
ぜひ麻田嬢への感謝の一言を。

奈美のお・ね・が・い




Re: 1969 夏 vol.8  三期松 - 2006/08/29(Tue) 20:02 No.934

 今朝起きた時から、今までのリアルな体験は、とても“俺の夢”で済まされるものじゃない。俺は異世界に放り込まれたことを改めて実感した。救いは一人ではなく、信頼できる仲間と一緒って点だ。

 ふと喉の乾きを覚えた。ジャック・ダニエルズ?キックの強すぎる酒は思考の妨げだ。俺は部屋の隅に置かれた冷蔵庫から、赤い星印のサッポロラガービール大瓶633ミリリットルを取りだして、みんなに配った。

 なぜ、この時代の高校生の部屋に冷蔵庫があるのかって?深い話は聞くな。何、それじゃぁリアリティに欠けるって?分かったよ。じゃぁ説明してやろう。当時俺のバー様は、6〜70人は入れる宴席付きの仕出し屋を経営していた。そこで余った冷蔵庫のひとつやふたつ、転がっていたとしても贅沢とは言わないだろ。

 リサイクルの先駆けだと思ってくれてもいい。レイチェル・カーソン女史が「沈黙の春」を発表したのは確か1962年。最初の邦訳は『生と死の妙薬』のタイトルで1964年に出版されている。
 ちょっと意味は違うが、高度成長へのカウンターカルチャー。環境への意識はすでにこの時代に芽生えていたのだ。

 何?そんなお前のご託より、中のビールのことはだって。しつこいねあんたも。それについては、セキュリティの甘い酒屋の倉庫が近所に有ったって程度で勘弁してくれ。なにしろ振込サギなんて夢にも思わないのどかな時代のことなのだから。(ベトナム戦争は別としてね)

 ホップの効いた苦みの強い味わいは、発売された当時のキリンクラシックラガーに似ていた。
 「旨い、最近の瓶ビールじゃ味わえない旨さだな、これは」古いモノには、古いモノなりの良さがある。生より瓶というポッコのお墨付きだ。

 「さてと。で、一息ついたところで研究を進めますか。はい、では高内先生からどうぞっ」こんな時の余山は本当に仕切上手だ。
 「神崎の部屋にこのポスターが有って、神崎、余山のクラスに本人がいる。まずこれはいいね」俺たちは確認するように頷いた。
 
 「では、彼女は我々の知っている彼女か。これが第一の疑問だ。そもそも何時頃なんだ。俺たちがこのポスターを見かけるようになったのは?」

 「思い出した。平凡パンチや!わてが大学の2回生の頃やから、確か1973年あたりのデビューやなかったんかいな。浅田奈美は、東京出身でわてらより2〜3個下のはずでっせ〜」。
 「なんで知ってんの?」
 「ファンやったから」
 「あっなるほどね」
 「俺も思い出したよ。これを手に入れたのは高校時代じゃない、もっとずっと後だ」。
 中山の発言で納得がいった。俺がこのポスターを手に入れたのは札幌の中心部南1条西2丁目にあった丸井パチンコセンターの景品交換所だったはずだ。

 つまり彼女のデビューはずっと後。さらに俺たちと同学年ということもあり得ない。では、なぜこのポスターがここにあり、ヌードになる前の彼女が同じ学校にいるのか?空間的にも東京出身の彼女と札幌は交差しない。

 「だからな、時代考証がさ、ちょっと狂ってるんだな」。高内はできの悪い生徒を導く教師のような口調で言った。
「つまり、あれなのかなぁ。時代劇なんかで、元禄3年にはさぁ、なかったはずの浮世絵が出てきたり、時代考証が微妙に違うテレビドラマみたいなものなの?」
「映画やドラマは誰かが作るもんでしょや。だったら小さな間違いだって起こるっしょ」

 「えっと、先生もうひとつ質問」
 「ハイ余山くん」
 「誰かがこの状況を作って、そこに俺たちじゃなくて僕たちが紛れ込んだってことですか」良き生徒たる余山の口調が妙にうれしかったりする。
 「紛れ込んだのか、最初から俺たちの存在を意識して舞台が作られたのかは分からんけどな。何かの意志が働いているのは間違いないと思う」

 「今、誰かじゃなく何かっていったよな。」
 「ポッコ、相変わらずいい耳してるねぇ。考え方としてはいくつかある。まず、俺たちの置かれた状況自体が異常であるということは確かだな」
 「確かにな。既成概念や常識は通用しない世界に放り込まれたことは間違いない。夢でもない。だとしたら、どんな不可思議世界が展開されても、俺はもう驚かないぞ」。

 「とにかく言えるのは俺たちの時点の現実でもなければ、その延長上、延長上ってのも変な言い方だけどな、その延長上でもない」
 「うそや!それやったら時間の迷子やないか。わての可愛いカーチャンどないしてくれるねん!!!!」



1969 夏 vol.4  投稿者:三期松 投稿日:2006/08/25(Fri) 09:42 No.924

 バスから降りて校門へと向かう坂道から見上げた母校は、記憶以上に貧相に見えた。ホームルームのメインディッシュは予想通り転校生の紹介だった。余山が現れた時、俺は柄ににもホッとしている自分に気づいた。これで奴が、あの余山なら話は一歩前進するってなもんだ。担任に即されて自己紹介する余山の表情は硬かった。それが、ただの転校生の不安か、違う世界に舞い込んだそれなのかを伺い知ることはできなかった。

 奴の目がこちらを向いた時、俺は1969年当時の高校生には理解できないあるサインを送ってみた。どんなサインかって。あれだよ。例の中指を押っ立てるファッキンなあれだ。俺は余山の唇にほっとしたような笑みが浮かぶのを見逃さなかった。

 次の瞬間、奴は俺以上にファッキンなオーバーアクションで応えた。説明するのもなんだが、一応書いておこう。「てめーの××に俺の×××を×××してやるぜ」という上腕を誇示するお下品なあれである。

 俺の友人でもある国際通り嘉数幼稚園側にある沖縄ホーム食品の糸洲くんは、返還前の沖縄であれをやって黒人兵に追いかけられた思い出があるそうだ。
 アメリカがまだ夢を見ていた古き良き時代の、牧歌的な光景。BGMにはサラ・ヴォーンのラバーズコンチェルトあたりがさぞや似合ったことだろう。

 余山のサインは周囲をキョトンとさせた。多分、周囲の連中は何のことだかさっぱり分からなかっただろう。もしかしたら、東京のゴーゴークラブで流行っている新しい踊りの振りとでも勘違いしていたのかもしれない。そんなわけで、この不謹慎なサインが札幌の辺境でプチ流行したとしても、俺や余山の責任ってわけじゃない。

 ついでに言えば当時はクラブはおろか、ディスコティークなんて言葉もまだ知らなかったような時代だ。しかも当時の北海道人の感覚と言ったら、浦和と渋谷の区別もつかないくらいだったからね。まぁ、首都圏の位置関係に対する理解は、現在でも大きくは変わらないのかもしれないけどさ。

 とにかく、余山と話さなければ、俺は中年男の強引さで、女子から質問責めにあっている奴を廊下へとひっぱりだした。余山は、小柄な俺に会わせるように長身を折り曲げながらうれしそうについてきた。

 「ねぇねぇ神崎だよね。本当に、本当に昨日一緒だった神崎だよね。酔っ払って店のオネーちゃんに卑猥なラップ浴びせかけていたあの神崎だよね」
 そこまで言うな!おまえだって、通りすがりの夜遊び女子高生にちょっかい出していたくせに。にしてもやっぱりあの余山だ。なんて都合のいい夢なんだろう。

 「とりあえずさ、人のいないところへいこうよ」俺は、見知らぬ街で、はぐれた飼い主に遭遇したテリア犬のような表情を浮かべる余山に言った。もし、こいつが本当に犬なら尻尾はターボ加速で揺り動かされていたことだろう。

 「それもいいけどさ、俺と神崎がここにいるってことは、昨日のメンバーも一緒だってことじゃないの」
 ビンゴ!余山も俺と同じ事を考えていたみたいだ。

 「もしそうだとしたらさ、仮定1:昨日のメンバーはみな同じ状況にある。しかし、他の同期生は何も知らない。仮定2:我々二人だけがこの状況に放り込まれた。仮定3:この校舎にいる人間は全員同じ状況に置かれているけど、そうじゃない振りをしている。というケースが考えられると思うんだけど。どう?」

 さすが、将来は某一流アルミメーカーの次期取締役候補と周囲から目されている男だけのことはある。余山の分析は的確だった。
「そうか、回りが知らなければこそこそ動き回る必要もないし、知っていれば知っているで、こっちの様子を見て安心こそすれ、気にすることはないってことか。当たってみよう」。
 「そうそう、取りあえずクラスが分かってるのは、10組の高内とポッコだよね。他の奴らは2年生の時、何組だか僕知らないもんね」

 見かけはともかく、こいつ本当に53歳のおっさんなんだろうな。賢そうな外見とちょっと舌っ足らずな口調のギャップ。こいつは、その手で東京での単身赴任時代にも悪さを重ねていたに違いない。それにしても、この時代から同じテクニックを使い続けていたとは。なんて長持ちのする技なんだ。




Re: 1969 夏 vol.4  クチ(中川信一) - 2006/08/25(Fri) 14:31 No.925

bakuturisi.gif >>仮定1:昨日のメンバーはみな同じ状況にある。
>>しかし、他の同期生は何も知らない。
>>仮定2:我々二人だけがこの状況に放り込まれた。
>>仮定3:この校舎にいる人間は全員同じ状況に置かれているけど、
>>そうじゃない振りをしている。
>>というケースが考えられると思うんだけど。
・・って事は・・・ン?・・俺は?・・じゃあなかった・・中山は?
他のメンバーは??

さぁ!どぉなるぅ〜どぉなるぅ〜♪




Re: 1969 夏 vol.5  三期松 - 2006/08/28(Mon) 10:44 No.926

 10クラス編成だった俺たちの高校のなかで、10組だけはちょっと異質な存在だった。一種の特殊学級といってもいいだろう。とはいっても別に頭の不自由な子が集まっているわけではない。高度成長の当時は、産業の各分野で理数系が重視されていたのは知っているだろう。10組は、時代の要請に合わせた理数系の特別カリキュラムが行われていた。北海道で最初の試みということで、志望者も多く、それに引きずられて俺たち普通科の倍率も高かったように記憶している。つまりは、頭のいい子たちを集めたクラスだったはずだ。
(30年後に高内やポッコと付き合うようになって、俺の認識が誤りだったことに気づいたけどね)

 まぁそんなことはともかく、理数系=男子の得意分野という公式が成立していた当時の状況として男女共学の我が校の中で、10組は女子人口10%未満という特異な環境に合ったことは確かだ。抑圧され孤立を強いられたゲットーというほどでもないが、本人たちにとっては悲惨な青春といった感じだったんだろう。いっそ男子校ならともかく、隣を見れば男女仲良くやってるクラスだらけだからね。

 当時は、普通科と10組(理数科)のつき合いはさほど活発ではなかったように記憶している。とはいえ、年を経た中年男の俺と余山がそんなことに頓着するはずもない。奴らを呼びだして確かめれば良いだけのことだ。 ライブで17歳の高内とポッコを見るのは初めてだったが、手間はかからなかった。なぜかって俺たちが10組に入る前に彼らプラス1のセットが、向こうの方からでてきたからさ。

 その顔ぶれを見るなり、余山の口からまるで合言葉のようにセリフが飛び出した「南のおネーちゃんはおねだり上手」。
 38年後同様、唇に特長のあるプラス1こと通称クチは破顔しながら応えた。「夜の動物園もよろしゅうお願いしまっさ」

 読んでる君たちには、一体何のことだか分からないだろうから一応説明しておくけど、元の時代(一々2006年と書くのも面倒なのでこれからは、元の時代、この時代と表記を統一することにしよう。その方が読んでる君たちにも都合がいいだろ)で俺たちは畑村の作ってくれた同期会HPを中心に、50親父としては、活発な交流を行っていた。その掲示板で、関西の夜遊び情報を我々にレクチャーしてくれていたのが、プラス1こと中山だ。前出のセリフも彼による関西アダルト情報の一部で、我々にとってはおなじみのフレーズというわけだ。

 「よかったぁ、クチ一人かと思うて、心細かったんやけど、やっと会えたわ」
 「やっと・・ってその他の連中は?岳とかはどうだったの?」余山がきょとんとした顔で聞いた。
 「おらんのや、だれも」
 「なしてさ」「どういうことよ」高内とぽっこが同時に応えた。
 「余山、どうやら仮定は3で終わりじゃなかったみたいだな」




Re: 1969 夏 vol.4  三期松 - 2006/08/28(Mon) 11:04 No.927

宮崎ブログで、別の小説(?)のようなものも展開中です。
よろしければ、そちらもどうぞ。




Re: 1969 夏 vol.4  ぼっこ(小林) - 2006/08/28(Mon) 12:31 No.928

> 「おらんのや、だれも」

何?ララはおらんのか?ララは。
そういえば、転校生は一人だったのか?
確か余山と一緒に転校してきたというワンサカは存在しないのか?

うーむ、意外な展開…
そういえば「いる」のはアホばっかし…




Re: 1969 夏 vol.6  三期松 - 2006/08/28(Mon) 13:12 No.929

 俺たちは場を代えて詳しいミーティングを行うことにした。元の時代なら喫茶店かホテルのロビーに移行するところだが、このあたりに、そんな結構な施設はない。俺たちは学校の裏の樹齢数百年という原始林が生い茂る場所へ足を向けた。

 木を隠すなら森の中とは言うが、この鬱蒼たる原始林は、木を隠すどころではない。この時代のここ野幌原始林は、ほとんど整備もなされておらず、北海道にはありえないパームツリー100本をまとめて植林しても判らないほどだ。その鬱蒼たる樹木の連なりは、紛れ込んだ人が遭難するほどの密度を誇っている。
 実際に、俺たちの入学以前には体育の時間に、生徒が行方不明になり、捜索隊が繰り出されたことさえあったくらいだ。

 「正確に言うとやね。笹山、畑村、柳岡、西澤、ララ、まっちゃんはおった」
 「なんだよそれ」
 「まぁ聞いたってや、おるにはおったんやが、この時代の彼らであって、元の時代の彼らとは違ったっちゅうわけや」
 「ということは、岳は?それとワンサカも余山と同じ転校組だったはずだぞ??」
 この時代から女事情には妙に詳しかったポッコが不安そうな声を出した。
「2年の頃、みんなが何組だったか、覚えておらんかったからね。そんで、今朝、異変に気づいた時点で、学籍簿っちゅうのかな、各クラスの名前をかいてある用紙で調べたんよ。みんなのクラスを」

 「そこに岳の名前がなかったってこと?」俺は、岳がアーチェリー同好会に入会した時の同期で、後に空手同好会を立ち上げたことも記憶している。あの岳が、この時代にいない。

 「ワンサカは、ワンサカはどうしたの」
 「ララは、代々木のまっちゃんは?」
 あぁ神もご笑覧(照覧の誤記に非ず)あれ、高内&ポッコの10組コンビは、相変わらずというかなんというか、興味のほとんどが女性に集中しているらしい。これも抑圧された時代が長かった影響かもしれない。

 「神崎、仮定には4どころか5があったみたいだね」つぶやく余山の冷静な表情とその言葉にうなずく中山の大人びた態度が妙に頼もしかった。

 「すまん、ワンサカが転校生やったいうことは知らんかったわ。それやったらおるかもしれん」

 「口説けるかもしれんぞ」
 「ヘッ?」俺はポッコの意外な発言に耳を疑った。
 「そうだな、ララやまっちゃん、ワンサカだけじゃない。他の女の子だって、チャイナガール相手に磨いたテクニックとこの大人のゆとりさえあれば・・・」。「相手は所詮、初な田舎の女子高校生週番、ぢゃなかった女子高校生集団、この俺の守備範囲の広さをもってすれば、楽勝だ」

 「やれる!!!!自由自在、疾風怒濤、向かうところ敵なし、ヤリ放題、羊の群に飛び込んだオオカミ同然、チョイ悪親父ヤングバージョンだぁああああ」俺、余山、中山の3人は、まるでアントニオ猪木をまねる六本木男声合唱団のような高内とポッコの雄叫びをあきれ果てた表情で見つめていた。


1969 夏  投稿者:三期松 投稿日:2006/08/23(Wed) 15:07 No.914

 頭が痛い。まさか、脳梗塞の前兆じゃないだろうな。俺は二日酔いを追いやるよるように頭をふりながら、ベッドサイドの時計に目を向けた。
 視界の中に飛び込んでくるはずの見慣れた液晶表示はなぜか見あたらなかった。
 「寝ぼけて落としちまったのかな」。
 ああ、いやだいやだ、50を過ぎてから独り言が多くなってきた。
 妻に言われるまで自分では気づかなかったクセだ。老化というのはこんなところから始まるのかもしれない。
 「無理もないさ、もうすぐ55歳だぜ」。まただ。苦笑しながら隣にいる妻を見やった。そこには妻どころかそもそも彼女のベッドすらなかった。
 ん?んんっ!家じゃない!。それだけは分かった。この雰囲気はどう見たってホテルというより他人の家だし、もしかしたら・・・。まずいかも!
 あわてて下半身に目をやった。そこは、ここ何年もないほどの元気な様子を見せていた。この年でこの調子なら、その翩翻たる様子に、欣喜雀躍するところだが、いまはそれどころではない。とにかくパンツは履いていた。パンツの中でやけに頼もしく映るそこには、とりあえずあんなこと、そんなことの形跡をみることもなかった。なんだかわからないが取りあえず一安心。 ただし、履いていたのはBVDのブリーフ。俺のじゃねーよ、これ!!。まぁ元気なことは、それはそれでうれしいが、とにかくそんな小さな歓びをかみしめている余裕さえなかった。(どうでもいいけどシツコイね、俺も)。
 頭の痛みに耐えながら記憶を確かめてみた。昨日は、確か高校時代の友人と一緒に、青山から恵比寿、中目黒としたたかに飲んだ。えーとしたたかは、強かと書くんだよなやっぱり。うん、頭がおかしくなったわけではないな。チャイニーズ高内、プロフェッサー岳、ポッコこと小森、ドンコルレオーネ笹山、余山、中山、畑村、柳岡・・・。女の子は?ララにまっちゃん、ワンサカもいたな。なんで集まったんだっけ。そうだ、そうだ。畑村と柳岡が札幌から遊びにきたんだっけ。もう一人いたな。あいつだ、あのダンスの先生をやってるスケベの西澤だよ。西澤のお下劣マジックに、余山と中山の富山&関西漫才コンビ、集まったメンバーや話の内容だって覚えている。帰りは?。タクシーでまっすぐ帰宅した・・・はずだ。だとしたら、ここはどこだろう。朦朧とした気分が急激に覚醒していった。
 取りあえず奴らに連絡を取ってみよう。だが、周囲に携帯は見あたらなかった。代わりに、21世紀とは思えない部屋の様子に気づいた。今時珍しい石膏ボード風の殺風景な壁、シングルサイズのベッド、重い綿の布団。
 もう一方の壁を見渡したとき、思いがけないものが目に飛び込んできた。 ちょっと太めの女の子がリンゴで、大切な部分を隠している、大判サイズのヌードポスター。見覚えがあるどころじゃない。これがあるということは・・・。あわててベッドから起きあがった。足下に懐かしいフローリングの感触。やけに低い天井。直管2連式の蛍光灯、勉強机。コカコーラの琺瑯看板、そして窓の外には懐かしいタマネギ畑。「俺の部屋じゃないか!」。




Re: 1969 夏  クチ(中川信一) - 2006/08/23(Wed) 16:07 No.915

bakuturisi.gif おい!えりゃあ〜おもしれぇじゃぁにゃあきゃあ〜(最近、名古屋出身のババァの店で・・♪)

それからどぅしたい!どぅなるったい!どぅなりまんねん!

楽しみやねぇ〜♪




1969 夏 2  三期松 - 2006/08/23(Wed) 16:48 No.917

では、クチさんのご要望にお応えしてっと、続きいきます。


 どうも見ても実家のマイルームとしか思えなかった。若年性のアルツハイマー?などという言葉が頭の中で木霊した。
 だが、今必要なのはこの状況を検証することだ。
 行動の鉄則。まず己の置かれた状況を把握せよ。しかる後に、困難と思われる事柄から手をつけるべし。俺は勇気を振り絞ってパジャマのまま階下に降りることにした。

 階段が妙に新しく見えた。若い頃ここを降りるときは、手すりに掛けた片手を軸に回転して飛び降りたものだ。ふと今なら出来そうな気がした。思った時は、行動に移していた。次の瞬間、身体は当然のように玄関の上がりかまちにふわっと舞い降りていた。この元気の良さ、身体の軽さ??まさか!俺はトイレに駆け込だ。鏡に映った顔は紛れもなく20代いやひょっとすると10代の頃の俺によく似ていた。ついでに放尿もしたのだが、これがまた勢いのいいこと。最近はやけに時間がかかる朝の開放感も、あっという間だ。

 タイムスリップ!!!!!。でもな、それならナニがこんなに元気な訳はないし、SFの基本から言っても若返っているのが解せない。
さらに増した混乱に背中を押されるように居間へ続くドアを開けた。
 そこには、懐かしい“我が家”があり、台所では昨年死んだはずのお袋が鼻歌を口ずさみながら飯の用意をしていた。
 「そうか夢なんだ。いや夢であることに相違ない。と結論づけるべきだ」。とりあえず、俺は強引にそう思うことにした。だってそうだろ。それ以外にどうしたらこの状況を受け入れられるって言うんだ。

 フフン面白い、なんてリアルな夢なんだろう。俺は、しばらくこの状況を楽しんでみる決心をした。まっこんな決心をすること自体、気が動転している証拠だが、それはそれでおいといてと。

 「おはよう」声を掛けた俺におふくろは怪訝な表情を浮かべた。精一杯、愛想良く声をかけたつもりだが・・と思ったところで気がついた。そういえば10代の頃は、若気の至りというか、少々荒れ気味の時期だったかもしれない。20代は大分落ち着いていたはずだから、今の表情と部屋にあった学生鞄から導き出される結論は・・・。

 スイッチを入れてから、画像が映るまでやけに時間のかかったTVのディスプレイでは、若き日の景山民夫が歯ブラシをくわえていた。レギュラー出演中に交通事故で亡くなった小柳徹も陽気で屈託のない笑顔を見せている。「ドッドゥゥヤ〜ヤ、ドッドゥゥヤ〜 セブンツーオー」やっぱりな。

 新聞紙面は、30数年後に脳梗塞で倒れるはずのミスタージャイアンツと同じくガンの手術から復帰するはずの世界のホームランキングのアベックホームランによる、ジャイアンツの勝利を伝えていた。日付は昭和44年8月21日。この状況を素直に受け入れれば俺は今高校2年生ということになる。





Re: 1969 夏  ひら - 2006/08/23(Wed) 18:00 No.918

122.gif フンフン、へぇ〜高校2年の夏ですかぁ〜
それでそれで どうしたの? ♪♪〜〜〜




Re: 1969 夏  クチ(中川信一) - 2006/08/24(Thu) 08:54 No.919

bakuturisi.gif おもろい!
いけるでぇ!これは!
ひょっとしたら芥川賞ならぬアッケラカンデ賞・・♪

クチの高校2年の夏は・・・ムフッ♪

この数日、部下の交通事故とかブルーな日々のクチにとっては楽しめる作品かな・・?




Re: 1969 夏 vol.3  三期松 - 2006/08/24(Thu) 12:03 No.920

 夏の短い北海道の場合、夏休みは確か20日あたりまでだったはずだ。ひょっとしたら今日から新学期という可能性もある。
 高2の2学期といえば、初日に確か埼玉から余山が転校してきた時だったんじゃなかったのかな。そうだ、余山だ。昨日会ったあいつ等も学校に来るって事じゃないか。もしかしたら、あいつも、いやあいつだけじゃなくて昨日集まった連中も同じにことになってるかもしれない。希望的観測には違いないが、夢ならあり得ることだ。行ってみよう学校へ。
 
「今日から新学期だったっけ」俺はさりげない風を装いながらお袋に聞いてみた。
 「あんたちょっとおかしいんじゃないの?なんでお母さんが早くから起きて支度してると思ってるの」言いながらお袋が指さした先には弁当箱がふたつ重ねられていた。飯用とおかず用、高校時代の俺は今とは比べものにならないほどの大食いだった。
 「そうよ。夏休み最後の日だっていって夜遅くまで遊んでるから、そんな変なこというのよ」母に続く姉の言葉が俺の予想を裏付けてくれた。

 親父が食卓につくと家族揃っての朝飯が始まった。手を合わせる動作やいただきますの声が懐かしかった。いただきますはともかく、手を合わせる動作は2006年の食卓では、ドラマの中でさえあまり見かけない。
 朝飯のメニューは2006年の生活に比べるとあきれるくらい貧相だった。ご飯におみおつけ、納豆、目刺し、漬け物、ふりかけ。正しい昭和40年代の朝飯にして、健康な日本の伝統食。

 俺はお代わり3杯という炭水化物ダイエット実践者が聞いたら目をしかめるほどの飯を平らげると学生鞄と黒の学生ズボン、半袖の白シャツといった定番の姿で学校へと向かった。なんだが、中年コスプレーヤーのような気分がした。感心なことに学生鞄には当日の授業に合わせたとおぼしき教科書類が放り込まれていた。

 俺の通っていた高校は、俺たちの代で3期生という札幌市郊外の新設校だった。通学バスの停留所には、同期の連中が大勢集まっていた。なにやら記憶にある顔もちらほらある。中山に劣らず唇に特長のあるあいつは、確か中学から一緒で、2006年の時点では帯広に単身赴任しているはずの坂野だ。ちょっと好きだった女の子もいた。シャイだった高2の俺は気軽に声を掛けることもなかなか出来なかったが、中年男のテクニックを身につけた今なら。とも思ったが、残念ながらそんな場合じゃない。

 ともかく見知った顔もあるが、誰も俺の方を見ても別に表情を変えるようなことはしていない。残念ながら昨日のメンバーは一人として見あたらなかった。それにしても男子はおしなべて中途半端な長髪をしてるし、女子にしても21世紀の女子高生と比べると、どうにもやぼったい。この時代にはダイエットっていう概念そのものが薄かったのかもしれない。




Re: 1969 夏  クチ(中川信一) - 2006/08/24(Thu) 15:40 No.921

bakuturisi.gif >>女子にしても21世紀の女子高生と比べると、どうにもやぼったい。
>>この時代にはダイエットっていう概念そのものが薄かったのかもしれない。

→確かにそやねぇ〜。で・・・どないな展開になるんかなぁ?♪




Re: 1969 夏  ひら - 2006/08/24(Thu) 16:57 No.922

122.gif そうそう!ダイエットなんて考えた事なかったよね〜
部活の帰りに作田商店(作山だったかな?)でラーメン食べたり、まるいさんのところにあったママ―スパゲッティでミートソースの大盛り食べたりしてたよ。顔もパンパンだったなぁ〜

そんでそんで?♪




Re: 1969 夏  さんきち - 2006/08/25(Fri) 02:02 No.923

な、何んじゃ こりゃー。
三期松氏もとうとう脳梗塞で・・・と思った。

でも・・ムム・・・こ、これはすごい。
星ライスと筒井ライスをたして2で割ったご飯の上に三期松ふりかけで味付けしたような・・・。
その上に水を差してじゃない、お湯をかけて見事なおちゃらけじゃない、お茶漬けの出来上がりじゃい。

こりゃあ・・たとえ芥川賞にもれたとしても 「なお樹」 賞は絶対確実じゃい!!

そんでそんで? ♪♪


15回引き分け 再試合!!  投稿者:ひら 投稿日:2006/08/20(Sun) 17:56 No.912
122.gif ハラハラ・ドキドキの連続・・・こんなに疲れるテレビ観戦(応援)もないよね。
とうとう再試合になっちゃって、明日はお仕事だからじっくり観戦できないのが悲しいかな。お暇のある皆さん、駒苫の応援よろしく!

ところで、最近掲示板にもご無沙汰の我が三期生アイドルの合田さん(あくまでも自称ですが・・)から、とある用事のメール返信あり、面白いので無断で紹介しちゃいます。

『ところで、駒大苫小牧勝ってよかったね(^−^)
おれさ〜、苫小牧の事務所へ行くたびに毎回
駒大苫小牧のグランドへ行き練習見ていたもんだから、
なんか自分が監督のような気分だよ。
ほんと普通の生徒も、勿論ナインも礼儀正しいし、
俺の中では好感度最高だよ!
この夏の試合も見に行ったし、絶対優勝しかないね!!
さあ、明日も声をからして応援だ。
そして一日が暮れていく、ってか〜。』

興奮しすぎは体に悪いですから合田さん!ほどほどにね^−^

ってことで、明日の再試合「夏・決勝!」 いくぜ駒苫!!!

しかし、早実の斎藤君もなかなか良い・・おばさん的には母性本能が・・




Re: 15回引き分け 再試合!!  クチ(中川信一) - 2006/08/21(Mon) 08:52 No.913

bakuturisi.gif いやぁほんまに素晴らしい試合でした。

それにしても早実の斎藤君への女性陣の評価は何ともはや・・・

会社の女性達も素敵!素敵♪の連発です。

彼女ら曰く「斉藤君ってマウンドで汗をぬぐう時にハンカチを後ろのポケットから出して拭くのよねぇ。それもキッチリ折りたたんでるのよぉ〜。普通は袖でぬぐったりじゃあない?それとあの涼しい眼!大きな声はりあげる鹿児島の坊主頭とは違うわよねぇ〜♪」と・・・

どうもこの手の女性陣にかかっては高校野球もジャニーズ系に変化してしまうよぅで・・↓

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